お酒って昔から話題性が尽きない物ですよね~近年では良くも悪くもお酒の問題が多発しております。飲酒運転とかね・・・
そんな色々な問題を抱えているアルコールですが、その中でも「アルコールはハゲの元」なんて言う噂を聞いたことはありませんか?
噂って怖いもので、この手の物を聞いてしまうと「もしかして最近髪が少なくなっているのはお酒のせい?」なんて考えてしまいがちです。
そのような噂の悩みを払拭すべくここでは「アルコールと薄毛の因果関係」と「噂の信憑性」、ついでに「髪の毛に良いお酒の飲み方」をお伝えしてきますので是非参考にしてお酒と上手く付き合っていただければと思います。
- アルコールでハゲる?嘘か本当か
- アルコールによる体や髪への影響
- アルコールとの付き合い方
お酒を飲むとハゲるのは本当?嘘?信憑性について解説
接客業なんかはお付き合いで飲む方も多いのでは無いでしょうか?もしこの噂が本当である場合、仕事にも支障が出てしまうかもしれませんので、まずはこの「アルコールで禿げる」の信憑性についてお伝えして行きたいと思います。
アルコールで禿げると言う噂はあながち間違っては無い
火の無い所には煙は立たない物。
アルコールで禿げると言うのは「過度な飲酒」が招く最悪の結果であると言うのが真実です。
勘違いしないでくださいね!「最悪の結果」ですよ。と言うことは場合によっては問題ない可能性もあるわけです。
これについてはアルコールと薄毛のメカニズムを知ることで各々対策が可能かと思いますので、対策の前にまずは知識を深めていきましょう。
アルコールと薄毛の因果関係とは?メカニズムについて解説!
アルコールと薄毛の因果関係
- 肝臓の機能低下
- 胃腸の機能低下
薄毛と密接に関わってくるとすればこの2つの影響が考えられます。
それぞれ詳しく説明してきますね。
アルコール代謝のメカニズムについて!肝臓の代謝が落ちるのは危険
皆さんアルコールは体にとっては異物で有り毒であることをご存じでしたか?体に入ってきた毒は主に肝臓の代謝で処理されています。
「アルコール摂取」→「胃や腸で吸収し血液に溶け込む」→「肝臓に運ばれ無毒化する」→「尿・汗・呼気等で排出」と言う流れが一般的なサイクルです。
実はこのサイクルで生成された「アセトアルデヒド」が薄毛の原因である「DHT生成を促す」等の作用があると言われています。
また、肝臓のアルコール代謝では髪の毛の成長に必要な「亜鉛・ビタミン・アミノ酸」などを沢山消費してしまう為「アルコールで禿げる」と言う噂に信憑性が増したと考えられます。
DHTについて知らない方はこちらの記事で薄毛のメカニズムについて記載しています。
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実はもっと根深い所に薄毛に直結する要因がありますのでそれについて説明しますね。
薄毛に直結する物
- 糖質の取りすぎで肝臓に脂肪が蓄積する「脂肪肝」
- 肝機能低下によるタンパク質の合成阻害
- 最終的には「高血圧、糖尿病、高脂血症」を招く危険性
お酒には糖質が多く含まれています。糖質はエネルギーとして消費されなければそのまま脂肪となり蓄積する効果を持ち、これが長期的に続くと現れる現象が「脂肪肝」です。
実はこの脂肪肝「インスリンの働きが悪くなる」と言われています。※インスリン:主に血糖値を下げる役割がある
インスリンの働きが悪くなれば糖尿病となり、持続する高血糖状態は様々な臓器に影響を与え「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」などになる可能性も考えられます。
最終的には血管もボロボロとなり「動脈硬化が進む」⇒「髪の毛の栄養が滞る」⇒「薄毛になる」と言うのが薄毛とアルコールの因果関係終着地点であると言えますね。
もちろん髪の毛どころの話では無いですが・・・
薄毛だけにフォーカスを当て「別に問題無い」なんて思われたら将来後悔する可能性があることだけ覚えて頂ければと思います。
次に「胃腸の機能低下」についてお伝えしてきます。
過度のアルコールによる胃腸の機能低下は栄養摂取面で問題有り
口に入れたものは胃で消化し腸で吸収する。これはだれもが行っている体のメカニズムで有りとても重要な所業です。
吸収された栄養素は体の至る所に分配され生命維持に徹しています。
髪の毛に必要な栄養素も同じくこのメカニズムをたどって最終的に生成されているに過ぎません。
最悪のメカニズム
- 胃腸の機能低下
- 栄養の摂取不良
- アルコール代謝に髪の成長に必要な栄養素を使われてしまう
ただ単にお酒を飲む分には問題ないのですが「胃腸が過度のアルコールにより傷んでしまっている場合」これは間違いなく体にとっても髪の毛にとっても良くありません。
栄養の吸収率もそうですが前述で述べたようにアルコールは肝臓で代謝されます。
代謝の際に栄養素「亜鉛、ビタミン、アミノ酸」を使用しますのでこれは限りなく髪の毛の成長を阻害する作用と言っても良いかと思います。
髪の毛に害があるならまだ良いのですが食事を抜いたアルコール摂取は命の危険性があるので止めてくださいね。
血中エタノール濃度「アルコール」が一気に上がる行為は危険です。「一気飲み」「食事を抜いて酒を飲む」等は勧められても断りましょう。
毎年多くの方が「急性アルコール中毒」で病院に運ばれています。
【対策】髪の毛に良いお酒の飲み方とは?
お酒は百薬の長、と言うように正しい飲み方をすれば健康的に良いことは沢山あります。
「健康的に酒を飲む」すなわち「髪の毛にも良い」ですのでしっかりと普段の飲み方を見直して、育毛に励んで頂ければと思います。
休肝日を作りましょう!肝臓を休めてあげるのは大切
常習的に飲んでいる方は休肝日を設けてあげましょう。※目安は週2日くらい
肝臓への障害も軽減され髪の毛に必要な栄養素の消費も抑えられ一石二鳥です。※肝臓以外の臓器にも良いです
また一日のお酒の量は体格、性別、代謝等で変わってきますので一概にお伝えする事は困難ですが、最低でも「二日酔い」にならない程度に飲むことが大切です。
目安としては男性で「20g」、女性で「10g」と言われていますのでそれを超えない様に飲むことが健康的には良いですね。
アルコール摂取時はビタミン豊富なおかずを食べよう
前述で申し上げた通り食事を抜くのはNGです。だからと言ってなんでも食べれば良いという訳ではありません。
アルコールは炭水化物ですので「アルコール」+「ごはん」なんていうのはバランスが悪すぎます。カロリーも高いですしね。
ですので「アルコール」+「野菜」+「タンパク質:肉」などがおすすめです。
血中アルコール濃度の急激な上昇も抑えられ、かつ髪の毛にも良い摂取方法となります。
おすすめのアルコールは赤ワイン!育毛効果に期待
赤ワインにはポリフェノールの一種である「アントシアニン」が沢山含まれています。
アントシアニンは様々な効果があると言われているのですが、特に注目されているのが「抗酸化作用」がある点ですね。
体に発生した活性酵素を除去してくれる為、血管の障害、肌の老化、更には動脈硬化にも良いとされています。
もちろん飲みすぎは厳禁ではありますが、もし赤ワインが飲めるという方はおすすめしたいお酒でもあります。
結局は全て細胞から出来ていますので日頃から抗酸化作用のあるものに興味関心を持って行動して頂ければおのずと良い結果を生むかと思いますので是非知識を蓄えて行ってください。
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【まとめ】アルコールでハゲるのは飲みすぎた場合のみ!
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- 飲みすぎると髪の毛、健康的にも良くない
- 常習的に飲むのはNG!休肝日を作りましょう
- 上手く付き合う事で育毛にも効果あり
結局のところなんでも「やりすぎ」は厳禁であると言うことです。
お酒は私も好きですが常に「飲みすぎない」を意識して飲んでいます。
それじゃつまらん・・と言われればそうかもしれませんが健康の方が大事なのでね。笑
健康的な行動をして頂ければ、生活習慣によるハゲにはなりにくくなりますので是非、普段の私生活から見直して頂ければと思います。